長女が幼稚園を卒園しました

2019年3月16日

今日は長女の幼稚園卒園式でした。

涙が出るのをこらえながら出席してきました。

入園したあの頃から、もう3年。

長女は大きくなりました。

来月は小学生です。

娘の成長が嬉しいはずなのに、なぜ涙が出るのか。

僕の自己分析では僕のこの涙は嬉し涙というわけではなさそうです。

それは、この幸せな今の喪失なのかな、と感じました。

森田医師やスタッフの力を借りながら、積極的に幼稚園行事に参加してきて娘の成長を目の当たりにしてきました。

朝は幼稚園に送ってから仕事に行き、帰りは昼休みの間に迎えに行きました。

それはそれなりに大変でしたが、幸せな日々でした。

それが、その大変だけど幸せな日々が、今日終わりました。

もう長女を幼稚園に送ることも迎えに行くこともありません。

迎えに行った時に嬉しそうに笑い返してくれる、幼稚園生の長女にはもう会えないのです。

僕の中には娘の成長を嬉しく感じる親としての僕と、娘と共に歩む日々に幸せを感じている僕がいて、涙を流させているのはきっと後者なのだと思います。

幼稚園生の長女と共に歩む日々は幸せでした。

それが今日終わってしまった。

それが寂しくて、もう戻らない日々を振り返り、涙が出ました。

明日からはまた新しい日々が始まります。

これからも娘や家族と共に歩む日々には幸せな時間が待っているはずです。

でも今日だけは、この失われてしまった、幸せだった日々に思いを馳せながら、郷愁に浸りたいと思います。

幼稚園からの帰り。

長女は僕に荷物を全部預けて、いつも僕の前を走って行きました。

「危ないから、車に気をつけて」と毎回いう僕。

「わかってる!」と返す長女。

このいつもの繰り返しを、

あの小さな後ろ姿を、

僕は、きっと、死ぬまで忘れない。

卒園おめでとう。