個体差

2019年1月4日

僕には娘が二人います。

4歳の長女と11ヶ月の次女です。

当たり前ですが、、、

二人が違うということに、次女の成長につれて気づきつつあります。

生まれたときは長女の方が大きかったのですが、2ヶ月頃から同時期の次女の方が圧倒的に重くなりました。

長女は食が細かったのですが、次女は大食いです。それが理由です。

長女は夜よく眠る子でしたが、次女は全然寝ません。

長女は聞き分けがよく、人見知りもしませんでしたが、次女は頑固で、ものすごい人見知りです。自己主張の塊です。

同じ両親から遺伝子を分けられて生まれてきたのに、こうまで違うのかと驚きます。

ですが、個性は遺伝だけでなく環境も左右します。

二人に対して同じように接しているつもりでいますが、やはり上の子がいるのといないのとでは両親の接し方も変わりますし、長女が次女に与える影響もあるでしょう。

自然と自己主張が強くなるのでしょうか。

次女が長女の立場だったらやはりおっとりした性格になっていたのでしょうか。

わかりません。

一人の体には一つの人生しかありません。

環境は変えられません。

僕は大学病院勤務の時代にマウスを用いた実験を行っていました。

そこでは同じ遺伝子をもったマウスをたくさん飼育していました。

しかもすべてのマウスに同じ環境を用意しました。

単一の遺伝子なので、姉妹以上に同じです。

環境もまったく一緒です。

でも

性格のきついマウスと気弱なマウスがいるのです。

いじめっ子といじめられっ子がいるのです。

太っているのもいればやせているものもいるのです。

同じ遺伝子、同じ環境なのに。

生物は不思議です。

そう考えれば姉妹なんて違って当たり前ですね。

二人の違いを楽しみながら育児ができれば良いなと思っています。