IT化

2019年1月8日

医院もIT化の流れの中にあります。
当院も6年前にレントゲンなど画像検査を電子化し、一昨年にはカルテも電子化。
本年ついに行政関係以外はペーパーレスになっています。

電子化すると夢のよう。
カルテはガサガサ探さなくても検索すれば出てくるし、血液検査もいちいち項目をチェックしなくても良い。
過去のデータも検索ですぐにでてくるから、昔の診療内容もすぐに探し出せる。

などなど、いいことづくめ。
かと思いきや、ひとつだけ欠点が。
データが全てコンピュータに入っているので、そいつに裏切られると何もできなくなってしまうのです。

今日は朝から医院全体で電子カルテシステムやレセプトコンピュータが動作せず困りました。
カルテが出ないので診察ができません。
したとしてもレセプトコンピュータが動いていないので会計出来ません。
9時開始に併せて来院された患者さん達をお待たせしながら、復旧のために全力でコンピュータと向き合いました。

結局大元のサーバを接続しているルーターのエラーだとわかり、再起動する事で正常化しましたが、診察開始が30分程遅れてしまいました。

この30分のロスぐらいでは補えない程のメリットがある事は承知していますが、その場に居合わせた患者さんに申し訳なく、このようなトラブルの時にどうすべきか、いかにして早急に復旧すべきか、対策を練らなければならないなと感じました。