風疹ワクチン接種のススメ

2019年1月8日

風疹ワクチン接種のススメです。
現在風疹が関東で流行しており、今後大流行する兆しもあります。

風疹はワクチンを打つか罹患することで免疫を獲得できる疾患なので、ほぼ全ての人がワクチンを接種している20代以下の人は免疫を持っている可能性が高いのですが、30代後半から50代男性の5人に1人が、20代から30代前半の10人に1人が免疫を持っていないと言われており、あなたがその一人かもしれません。

風疹は大人が罹ると高熱、発疹、リンパ節腫脹などが子供に比べて遷延するなど重症化しやすく、長く仕事を休まなくてはいけなくなったり、あなたの社会生活に影響を及ぼす可能性があります。

また、万が一罹患して妊婦さんにうつしてしまうと、妊婦さんから胎児にうつってしまい、産まれてくる子が先天性風疹症候群という重い障害を持ってしまう可能性もあります。

それを未然に防ぐために、
1.ご自身のワクチン接種歴、あるいは風疹罹患歴を確認してみてください。(母子手帳などに記載されている可能性があります)
2.記録が不明ならば風疹の免疫を持っているかの検査をご検討ください。
3.検査で免疫がないと分かったら、すぐにワクチン接種を検討してください。

ちなみに、2.を飛ばして3.をしても問題はありません。
免疫を持ってる人がワクチンを打っても健康被害は生じません。

2.と3.は今のところ有料ですので、値段については医療機関にお問い合わせください。

あなたの健康と、あなたの周りの妊婦さんやお子さん達を守るために、風疹について積極的に考えていただけると嬉しいです。