狼と犬

2019年1月6日

先日「おおかみこどもの雨と雪」を観ました。

子供の成長と自立とか、男女の成長の違いとか、親の子供を想う気持ちとか、姉と弟の違いとか、子供を育てて行く上で出会う様々な事柄を、子供が狼だったらというぶっ飛んだ設定にすることでわかりやすく表現した良い作品だと思いました。

ところで、狼と犬、見た目は似ていますが、遺伝子レベルでは異なる部分もあります。
その最たるは糖質を分解するアミラーゼという消化酵素の分泌能力です。犬には狼の30倍もアミラーゼを分泌する力があるのだそうです。

それ故に犬は人の作り出す米やパンも共に食べることができ、食生活に溶け込むことが可能になった。 つまりペットになることができたのだと考えられています。

狼の孤高なイメージの一端は人間とは相入れない食生活なのかもしれません。