髪型

2019年1月6日

美容院で髪を切りました。
美容院に行きますが、髪型にすごいこだわりはありません。
むしろ全くこだわりがありません。

強いて言えば患者さんに不快に思われないように、「普通」な髪型にしています。

今回は妻に勧められ、妻が利用している美容院に行ってみました。
すごく混んでいた上、お客さんは私以外全員女性ですごく緊張しましたが、要望通りの特徴のない普通の髪型にしてもらえました。

医院と美容院では全く業態は違いますがなんとなく共通点もあるように思われます。
一人の担当が一人の利用者に働きかけ、利用者の持っているものを良くする。
医者であれば相手は患者、患者の病気を良くするのが目標。
美容師であれば相手はお客さんで、お客さんの外見を良くするのが目標です。

その目標のために、どのような努力をしているのか。
正直医療機関はその努力の点では美容院に勝てないと思います。

その努力はサービスにでています。
今日行った美容院では、飲み物がサービスで出て来ました。
読み物も希望があれば出してもらえます。
皆丁寧な語り口調で、親切に誘導してくれます。
シャンプーをしている時も、痒いところはないか、お湯は熱くないか、逐一声かけをし、客の意思を確認してくれます。

医院は医療機関なので、飲み物は出せません。読み物も一人一人に用意するのはなかなか困難です。
ですが、声かけについては参考にしなければならないと感じました。

どこがつらいのか、どうなっていきたいのか。
美容院のように一人に長い時間がかけられません。
それゆえに患者さんにとっては自分の意思が伝えられなかったと感じてしまうこともあるのではないかと感じます。

私たち医師はもっと真摯に患者さんの声を聞くべきだと思いました。

冬が終わり、医院の混雑も緩和されてきました。
冬の間、患者さんにご迷惑をおかけしました。
これからの季節は少しゆとりをもった診療を行えそうです。

患者さんの声に耳を傾け、しっかりと向き合った診療を心がけようと思っています。