PPAP

2019年1月4日

昨年話題になったピコ太郎さんのPPAP。

今日は高校時代に演劇をかじった医者の視点で言わせていただこうと思います。

あれがなぜ面白く感じるかというと、

パントマイム

これに尽きると思います。

一見さらりとやっているように見えますが、かなり緻密にパントマイムをやっています。

ペン、リンゴ、パイナップルそれぞれの持ち方は違いますし、ペンを刺す場所もリンゴとパイナップルでは違います。

リンゴにペンを刺したあと、パイナップルを出す前にアッポーペンは傍に置く仕草もしています。

このような緻密なパントマイムが、見ている私たちの脳に確かな形でアッポーペンやパイナッポーペンを形成させ、最終的にPPAPを完成させる。

絶対にありえないものが脳に形作られることで笑いを引き起こすのではないかと思います。

もし動作が不自然だと脳にうまくイメージできなくなり笑えないでしょうし、実際に実物を用意して実演してもあまり面白くなさそうです。

これは良くできたパントマイムだから面白かったと思うのです。