グッドドクター

2019年1月8日

サヴァン症候群の人が医師になる。すごく興味深いです。

最初の怪我した子供が緊張性血気胸を発症したのに対して自家製のトロッカーカテーテルを用意したのはすごいことで、あの原理を完全に理解していない呼吸器科の医師も多分いっぱいいます。
私は大学6年の時に呼吸器外科に実習で回った時に、トロッカーカテーテルの原理について書かれた英語論文を読まされてちんぷんかんぷんだったのを思い出しました。
その後呼吸器内科に所属したので原理は理解できていますが、現場であり合わせのもので再現しろと言われたらできないと思います。
全てを記憶できるという彼の特殊能力なのでしょう。

サヴァン症候群のひとが開業医になるのはなかなか難しいと思います。ですが外科などには向いている気もします。

でも日本社会にはそれを許容するだけの器量がまだない気もします。

グッドドクターのアメリカ版も母が見ていてたまにチラッと見ますが、アメリカはなんとなくそれを許容するだけの器量を持っていそうかなと思えてしまうのは、欧米に過度な憧れを持っている日本人ならではの感覚なんでしょうか。
向こうでもドラマになるくらいですからきっとそこまで許容はされていないのかもしれません。

私自身医療にはコミュニケーション能力が大事と思っている側なので、その能力が完全に欠如した彼が、どのように医師として成長して行くのか、とっても楽しみです。