5年間の総括

2019年1月4日

父から医院を引き継いで6年目です。
ここで少し総括してみようと思います

3年かけて医院を改装しました。
初年度は診察室。
廊下と診察室をドアで仕切りました。
中待合いという古いシステムをやめました。
中待合いと診察室はカーテンだけで仕切られていて、患者さんとの会話もダダ漏れだったのです。25年前はそれが当たり前でした。常識は変わるものです。
2番診察室を作り医者が2人で診療できるようにしました。
でもそのころは1人でやっていました。

2年目は事務室を改装しました。
薬やカルテを出す作業を効率化させるために導線を工夫しました。

3年目は外回りと待合室、廊下を改装しました。
待合いや廊下の椅子は限られたスペースに患者さんが出来る限り座れるように採寸して導入しました。
トイレはいままで車椅子が入れなかったので、車椅子も入れるような広いトイレを作り、そこにおむつ交換台などを設置しました。
待合室には小さいですがキッズスペースを作りました。
玄関と待合室をドアで区切り内外の空気を出入りしにくくしました。
外回りではいままで急だった車椅子用のスロープを緩やかにし、玄関外に屋根を設置しました。医院の開門前に待たれている患者さんが雨に濡れないように配慮しました。

4年目に森田医師、森医師を招聘しました。
2名の医師による診察で待ち時間の短縮をはかりました。
また、複数医師がいるおかげで、かねてより希望の多かった訪問診療を開始しました。

5年目にはこれまで消極的だった長期処方を解禁しました。それまではなるべく30日までに処方日数を区切ってきましたが、最長90日まで処方をお出しするようにしました。
また開院当初から休診としてきた木曜日午後の外来診療を開始しました。
医院の切れ目のないサービス提供のために個人医院から医療法人になりました。
そして電子カルテを導入しました。長期的にはペーパーレスを目指していきたいと思っています。

振り返ってみると、いろいろ試行錯誤しながらやってきました。
ついてきてくれたスタッフには最大限の感謝をしたいです。

これからも患者さんが快適に受診できるように考えながら、試行錯誤しながら工夫を形にしていこうと思っています。